【MIZUNO】アベレージゴルファーの飛距離アップを追求したドライバー。ミズノGXドライバーが3月16日より発売開始。

  • 2018/2/18

今回発表された“GXドライバー”は、2017年3月に販売された「MP TYPE-1/TYPE-2ドライバー」にも採用された、ボールを飛ばす為のヘッド設計に加え、ソール部にウエイトを付加し慣性モーメントを高めることで、フェースの高初速エリアをMPシリーズと比較して17%アップさせ、飛距離性能を向上させるとともに、安定した弾道を生み出しやすい設計だ。攻撃的にも見えるヘッドデザインであるにも関わらず、その操作性の高さから、非常にやさしく打てるのが特徴とも言える。
そのやさしさの背景にある専用シャフトがかなりの優れもので、採用されている素材には、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)助成事業成果であるカーンナノチューブ(CNT)と炭素繊維(CFRP)の複合化技術により実現され、軽量性と高剛性を両立している。
結果、軽量化によるスイングスピード向上に加え、スイング時にシャフトがブレにくく、ボールを捉えやすくすることで飛距離アップを追求している。

《GXドライバー・ヘッドの特長》

やさしく打てる『デュアルウエイト設計』

ソール部のフェース側とバック側にそれぞれ6gのウエイトを付加し、低重心化とワイドスイートエリアを追求した『デュアルウエイト設計』を採用。その結果、余分な吹き上がりを抑え、ボールを捉えやすく安定した弾道を生み出しやすい。

 

航空宇宙素材とトランポリン効果で飛距離アップを追求

  • 航空宇宙素材『ストロングフォージド・エリートチタン』採用
    フェース部には、強靭な強度としなやかさを合わせ持った『ストロングフォージド・エリートチタン』を採用。
    一般的なチタン合金(6AI-4V)に比べ10%強度が高く、フェース周囲部の強度を持たせながらも、薄肉化設計を可能にしている。
  • 部分肉厚フェース
    フェース中心部に厚みを持たせ質量を付加しながらも、フェース周辺部には薄肉化設計を採用。
    その結果、フェース部の強度を保ちつつフェースのたわみ量を増幅させている。
  • ウエーブテクノロジーソール
    ソール部のフェース側にウエーブ構造を採用した『ウエーブテクノロジーソール』により、フラットなソールよりもフェース部のたわみ量を約10%アップさせている。
  • 高初速エリアをさらに拡大 HIGH INITIAL VELOCITY AREA
    飛距離性能を徹底追求することにより、「MP TYPE-2」ドライバーよりも、高初速エリアを17%拡大。かつてない飛びと打ちやすさを体感できる。


《GXドライバー・カーボンシャフトの特長》

今回ミズノが新たに開発したカーボンシャフト「MFUSION(エムフュージョン)」はアベレージゴルファー向けのシャフトだ。
一般的にアベレージゴルファー向けの軽いカーボンシャフトは剛性が低く柔らかいためスイング時にシャフトがブレやすく、ボールを正確に捉えづらいことが課題であった。

今回の新シャフトでは、カーボンナノチューブ(CNT)と炭素繊維(CFRP)の複合化技術『MFUSIONテクノロジー』をシャフト設計に採用し、衝撃強度を高めることでシャフトの軽量性と高剛性を両立。軽量化によるスイングスピード向上に加えて、スイング時にシャフトがブレにくく、ボールを捉えやすくすることで飛距離アップを追求している。

ミズノのカーボン事業
ミズノのカーボン製品は現在、トヨタ自動車株式会社「MIRAI」用高圧水素タンクやカシオ計算機株式会社「G-SHOCK」時計バンドなどのスポーツ用途以外の領域でも採用されており、2014年7月には、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採用され、炭素原子だけで構成される直径が0.4~50nmの一次元性のナノ炭素材料であるカーボンナノチューブ(CNT)とエポキシ樹脂を母材に炭素繊維を強化材として用いたプラスチックの炭素繊維(CFRP)の複合化をCNTの分散化向上により成功。今回発売するGXシリーズに採用されている「MFUSIONシャフト」は助成事業成果としての商品化第一弾となっている。


▲写真:左)従来仕様 右)CFRPとCNTの化学結合

《MFUSIONシャフト》

《GXドライバーの概要》

  • 商品名:ミズノGXドライバー
  • 発売日:2018年3月16日
  • 価格:オープン価格/予想店頭価格※¥64,500前後+税
    ※予想店頭価格は市場での販売価格をミズノが推測したもの。
  • 仕上げ:ブラックIP・ミラー&ショット仕上げ
  • 原産国 :日本(ヘッドカバー/中国)
    ※「ミズノGX」シリーズとして、フェアウエーウッド、ユーティリティ、アイアンを同時発売予定。


早速、編集部にてMIZUNO GXドライバーをコースで試打してみた。

まず、GXドライバーのデザインだが、かなり戦闘的なデザインで見た目にもカッコイイ。同じミズノから昨年発売されたMPシリーズと比較しても見劣りすることはない。

実際にショットしてみて驚いたのが、その取り回しの楽さ加減だ。これはミズノの新開発シャフト、「MFUSION」が49g(flex S)と軽量で、H/Sがあまり早くない、38m/s〜40m/s少々のゴルファーでも実力以上のスピードでボールを捉えることが可能だ。これは飛距離アップにはかかせない要因であることは間違えない。ただし、通常60g代以上のシャフトを使っている、またはH/Sが40台後半のアスリートにはちょっと物足りないかもしれない。

続いて感心したのが打球音だが、カーボンコンポジット全盛期のこの時代に、乾いた金属音で放たれる音はかなり気持ちがいい。そしてもっとも驚いたのは、そのスイートエリアの広さにある。
多少のミスヒットでもほぼ変わらないナイスショットの感触がシャフトを通じで手に届く。そして、MFUSIONシャフトの合成も高く、40g台とは思えないしっかりとしたしなり戻りを感じることができる。そのため捕まりも軽快な上、軽いドローボールが繰り出される。日頃スライスに悩んでいるアベレージゴルファーには相当強い味方となるだろう。

構えた雰囲気としては、これは好き嫌いが別れるかもしれまい。筆者の場合はあまり抵抗感なくアドレスできたが、この形状に抵抗があるというユーザーも少なくはないはずだ。(ロフト角10.5°の場合)

総じて、ミズノの製品データにもある通り、アベレージゴルファーがしっかりとスコアをまとめるためのツールとして、十分すぎる性能を持っていることが実証されるだろう。

【問い合わせ先】
ミズノ株式会社 お客様相談センター
フリーダイヤル:0120-320-799(9:30~17:00※土日祝日を除く)
ウェブサイト:https://www.mizuno.jp/golf/

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