【TENSEI】三菱ケミカルから遂に超話題のカーボンシャフト“TENSEI™”が正式発売!! カーボン×ケブラー繊維で振り抜き抜群。
- 2019/1/13

材料開発からの一貫生産を可能とする三菱ケミカルのカーボンシャフト。マニアックなファンを多勢に有するディアマナシリーズやKUROKAGEシリーズ、FUBUKI、BASARAシリーズなど、世界のゴルファーも愛用するゴルフシャフトのパイオニアだ。
その三菱ケミカルから話題沸騰中の“TENSEI™CK Pro Orage”シリーズが2019年2月より発売開始となる。
このシャフト、もうご存知の方は大勢いるとは思うが、2018年シーズンの米PGAツアーにて、タイガー・ウッズがいち早く採用し、怪我による不調からの復調に大きく寄与したモデルでもあり、ジャスティン・ローズを始めローリー・マキロイ、17年マスターズの覇者、セルヒオ・ガルシアやイアン・ポールター、チャーリー・ホフマンなど、一流のプレーヤーがこぞって採用したことで一気に使用率No,1を獲得したモデルである。
海外では、このOrangeシリーズの他、中調子のRedとBlue、そして同じ元調子であるWHITEの4っつのラインが発売されているわけだが、今回の国内正式発売はとりわけ人気の高いOrengeシリーズのみの発売となる。

炭素繊維と高強度で衝撃安定性に優れるケブラー繊維のハイブリッドクロスを採用。
TENSEI™CK Pro Orageシリーズの大きな特徴として、バット部に使用したカーボン/ ケブラー(CK)クロスを採用していることが挙げられる。
これによりこれまでにない新たなスイングフィーリングが体感でき、高比重のタングステンプリプレグを手元に配置する最適重量配分設計により、ストレスなくフィニッシュまで一気に振りぬけるという。

これは材料開発から一貫生産が可能である三菱ケミカルならではのアドバンテージであり、ゴルフ用シャフトの素材の選択肢を制限無しに開発しており、多様な材料を用いることで、結果プレーヤーが求める性能を実現している。
ブランド名も「数多の材料が、高性能シャフトとして転生する」こと、また天性、転成、点睛にも通じることから「テンセイ」と命名されているそうだ。

高レスポンスでヘッドが返る、新感覚のカーボンシャフト

早速、試打会でこの人気シャフトを試してみたわけだが、まず気になったのが50g台のスペックがラインアップされている点。海外では60g台のRフレックスから90g台のTXフレックスが用意されているのだが、国内仕様では軽めの仕様、50g台も追加されている。
往々にして比重の軽いカーボンクロスは軽量シャフト化はさほど困難なこととは言えないが、今回採用されているケブラー素材やタングステンプリグレグは強度とともに重量が増加するはず。それを50g台のシャフトとして製品化することが可能なのは、さすがマテリアル企業の三菱ケミカルだ。
実際、試打当日は気温も低く、ゴルフスイングも振り切ることがかなり困難とも言えるコンディションではあったが、50g台のTENSEI™CK Pro Orageはかなりヘッドの返りも早くつかまった弾道が印象的だ。しかもヘッドスピードが40そこそこの筆者でも50のXフレックスが十分に振れる。一般的な“軽固”シャフトではある程度ヘッドスピードがないと、力のない棒球だったり、失速気味のドロップ球になりがちがが、このPro Orangeの弾道は粘りのある強い弾道が手に入る。
また、重量帯やフレックスが変われば全く別物のようにシャフトの性格が変わるものでもあるのが一般的だが、TENSEI™CK Pro Orageは弾道や球筋に大きな変化が見られないという、過去に例を見ない仕上がりになっている点に驚いた。
さらに、キックポイントが手元の仕様であるものの、まるで中調子のようなフィーリングで低スピンの高い弾道が得られるのも好印象。
このシャフト、シーズンに合わせて様々な重量帯・スペックを用意してラウンドに臨みたいと感じてしまうのであった。
《TENSEI™CK Pro Orageの概要》
- 商品名:TENSEI™ CK Pro Orange50/60/70/80シリーズ
- 希望小売価格:¥50,000(税抜)
- 発売時期:2019年2月上旬
- スペック

【問い合わせ先】
三菱ケミカル株式会社 コンポジット製品事業部営業G
電話:03-6748-7606
ウェブサイト:http://www.mitsubishichemicalgolf.jp/